- 最終更新日:2023/12/07
「ネコポス」はどうなる!?ヤマト運輸と日本郵便が協業へ
運び方知恵袋の一覧へ戻る通販でそれほどかさばらない商品を買った時、安い送料で送ってくれる「ネコポス」。知っている方も多いのではないでしょうか。この「ネコポス」がなんと10月から順次終了し、新サービスの「クロネコゆうパケット」を開始します。
・「ネコポス」は、なぜ終了するのか?
・気になる新サービスは?その料金は?
・ヤマト運輸と日本郵便の協業は今後どうなっていくのか?
気になる内容を解説します!
ネコポスが、なくなる?なぜ、協業?協業の今後は?
「物流業界が抱える2024年問題、トラックドライバー不足、環境問題などの社会課題の解決」のために”効率化”を推し進め、「ポストに投函をするビジネスの精度の高さや作業の安定性は、一生懸命に真似してもなかなかたどり着けない領域」とヤマト運輸が”苦手意識”をもっていたメール便や小型薄物荷物を日本郵便に委託することを判断しました。
➡2024年問題の記事はこちらから
具体的には、ヤマト運輸のメール便の「クロネコDM便」は、「クロネコゆうメール」として、小型薄物荷物の「ネコポス」は「クロネコゆうパケット」として、ヤマト運輸が荷物を預かり日本郵便の配送網で届ける体制に順次変わっていきます。
協業の今後は?
今後もこの両社の協業は深化していくようです。郵便局の数は全国で2万5000箇所近くあり、コンビニのセブンイレブンの数を凌駕しています。また、郵便ポストは18万本近くあり、この拠点やポストを有効活用すると新しいサービスが生まれるかもしれません。2024年問題という「ピンチ」を「チャンス」として、今までの組織間の垣根を超えたサービスがたくさん生まれてより便利になることを願うばかりです。
No 現(旧)サービス名 終了日 新サービス名 1 クロネコDM便 2024年1月31日 クロネコゆうメール 2 ネコポス 2023年10月以降順次 クロネコゆうパケット ネコポスに代わる新サービスは?ネコポスに代わる新サービスの料金は?
上でも書いたようにクロネコDM便は、「クロネコゆうメール」に代わります。この記事を書いている時点では、料金はまだ未定のようです。
「ネコポス」は、新サービスの「クロネコゆうパケット」に代わっていきます。その「クロネコゆうパケット」の気になる価格は以下の通りです。
クロネコゆうパケット 縦・横 <上限> 縦・横・厚さの3辺合計:60cm以内で、長辺:34cm以内
<下限> 縦:14cm以上、横:9cm以上厚さ 1cm、2cm、3cm 重さ 1㎏以内 料金 全国一律単価(上限額)
厚さ1cmまで:税抜227円(税込250円)
厚さ2cmまで:税抜282円(税込310円)
厚さ3cmまで:税抜327円(税込360円)発送 ヤマト運輸 配達 日本郵政 お届け日数 最短でネコポス+1日~
※遠方へのお届けは日数を要するお届け希望日 設定不可 補償 有(3千円) 通知 無し 転送 日本郵政の転居・転送サービスのみ対応可能 ヤマト運輸HPから引用 「ネコポス」が税抜350円なので、新サービス「クロネコゆうパック」の方が安いことが分かります。今後、通販で買い物をした際、送料が安くなるかもしれませんね。
まとめ
通販などの購買意欲にも直結する問題(送料が高いと商品を買う気しないですよね)なので、新サービス「クロネコゆうパケット」が、「ネコポス」より安くなってよかった!というのが率直な感想です。
今回の「ネコポス」に限らず物流コストの上下は、食料品や日用品の価格にも影響してきます。2024年前後で、物流業界の提携や淘汰、買収などの動きがあるかと思いますので、何かあれば運び方.comでお知らせしていこうと思います。
また、皆さまがより安い料金で荷物が送れるよう情報を更新していきますので、引き続き参考にしてください!
参考
ヤマト「ネコポス」廃止、日本郵便に移管の切実 東洋経済ONLINE