「先日お送りした郵便は届きましたでしょうか？・・・えっ！着いてない！？・・・先週お送りしたのですが・・。」

社内でお客さんとこんなやりとりをしていました。

確かに、以前より郵便の配達が到着が遅くなったというのは、裸感でも感じます。

その影響なのか、当サイトの記事でも、早く届けたい系の記事のページが見られている傾向にあるようです。

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なぜ？遅くなった？

近年インターネットの普及や請求書などの書類が電子化されるなどの時代の変化により、郵便物の数が年々減少しています。実際の数値で見てみると郵便物数だと2012年度は189億通、2021年度は149億通と減ってきています。ざっと365日で割ると1日あたり数千万通が配達されていると考えるとこの採用難の中での配達員のご苦労がわかります。[3]

こういった時代の流れの中で働き方改革もあり、郵便局が局員の負担軽減で業務を見直したこと。また、ネット通販の利用の拡大で取り扱いが増える宅配便部門へ配達員をシフトしているのが主な要因になります。

週末配達の休止[1]

2021年10月より、郵便物、ゆうメール、スマートレター、特定記録の土曜・日曜日・休日の配達を停止しています。それ以外の速達（+260円～）、書留(+480円)やゆうパックなどは土曜日も配達されています。お急ぎの方は、速達などを使いましょう。ちなみに、この改定に合わせて速達の値段が1割ほど引き下げを行われています。[1]

一日でも早く届けたい！通常よりも早く郵便物を届けることができる「速達」とは？

お届け日数の繰り下げ[1]

2021年10月以降段階的に普通扱いとする郵便物・ゆうメールについて、お届け日数を1日程度繰り下げが実施されました。

お届け日数を確認するには？

郵便局のサイトにゆうパック、郵便物等のお届けにかかる日数の目安を調べることができるページがあるので参考にしてみて下さい。差出元の郵便番号と宛先の郵便番号を記入するだけで簡単にお届け日数が分かります。蛇足ですが、岡山（岡山県美作市英田青野）から東京（東京都青ヶ島村青ヶ島村一円）へは4日で届くのに、その逆は5日かかるようです。

➡お届け日数を調べる

届けたい日時に間に合わない場合は、速達などほかのオプションを選択してみて下さい。上記のURLで何のサービスを使うと何日で届くか分かるので非常に便利です。（2024年4月追記：4月から速達も最大で半日～1日程度遅くなっています。ご注意ください。）

➡郵便・荷物サービス一覧

また書類（手渡し）便の業者を探すならこちらから。

お届け日数を遅らせないためにできること

郵便局のポリシーを変えることはなかなか難しいですが、自分でできることもあります。

宛名・宛先を正しく書く

人手不足で新しく採用されたような不馴れな配達員の場合、住所通りにしか配達できないようです。なので、住所を省略したりすると届かない可能性があります。

正しい住所を書くことで、そういった可能性を減らしてください。

正しい料金の切手を貼る

正しい料金の切手を貼っているかを確認しましょう。

料金が足りていない場合、戻ってくる可能性がありますし、相手にも迷惑をかけてしまう可能性もあります。

最後に

個人だと年賀状。会社だとまだまだ郵便物を使うケースが多いです。相手やお客さんに締め切りまでに届くかハラハラすることもあると思います。「正しい宛名・宛先を記載し、正しい料金を貼って、早めに送る。」ことが自分でできる単純かつ一番安い対策だと思います。

それでも遅くなったら、「最近、郵便の配達が遅くなってるらしい」なんてこの記事を思い出して言い訳をしましょうか・・・。

【参考】

[1] 2021年10月から郵便物（手紙・はがき）・ゆうメールのサービスを一部変更しました。

[2] 年賀状の引受は何日からですか？

[3] 第9節　郵政事業・信書便事業の動向 総務省