日本郵便のサービスをおさらい

郵便局は元々政府が運営する【国営】事業として、1871年から開始されました。
最初は東京~大阪間の郵便事業のみで、東京・京都・大阪には【郵便役所】が設置されました。
また、民間の協力を得て【郵便取扱所】が東海道の各宿駅に開設されました。

“郵便局”が全国に普及した裏には、この郵便取扱所が大きく関係しており、各地の名士に役人のような立場を与え、郵便業務という【公務】を任せる代わりに、土地と建物を提供してもらうという体制をとりました。
この取り組みが全国各地に広がり、瞬く間に郵便取扱所は増えていきました。

そして、郵便事業が開始されてから2年後の1873年には、”郵便役所”は”一等郵便役所”に、”郵便取扱所”は”無等郵便役所”に名称変更されました。
その翌年、1874年には”郵便役場”から”郵便局”に名称変更されました。
そんな日本郵便も2012年10月1日には民営化され、現在に至ります。

日本郵便はサービスが細分化されているため、どのサービスがどう違うのか、迷ってしまいます。
今回は日本郵便のサービスをご紹介します。

手紙(第一種郵便物)・はがき(第二種郵便物)

『手紙』と『はがき』の違いはご存じでしょうか?

『はがき』は『郵便葉書』のことで、郵便局で販売されている定形用紙です。
はがきのサイズは148mm × 100mmです。
官製はがきは用紙を買うことで、郵便代を支払ったことになるので、切手を貼る必要はありません。
日本郵便 – 第二種郵便物 はがき

対して、手紙は大きさと重さの制限があるだけで、定形用紙はありません。
定形郵便物は縦14~23.5cm、横9~12cm、厚み1cm以内、重量50g以内
定形外郵便物(規格内)は縦14~34cm、横9~25cm、厚み3cm以内、重量1kg以内
定形外郵便物(規格外)は縦14~60cm、縦横厚みの合計が90cm以内、重量4kg以内
定形用紙ではないため、郵便代金として別途切手を購入して、張り付ける必要があります。
『紙』という決まりはないので、切手を貼れば”葉っぱ”や”スルメ”でも手紙として送ることが可能です。
日本郵便 – 第一種郵便物 手紙

第三種・第四種郵便物

第三種郵便物とは、日本郵便の承認を受けた雑誌等の定期的に発行する郵便物を低価格で送ることができるサービスです。
第三種郵便物の承認を受けるには、以下の条件が定められています。
・毎年4回以上、号を追って定期に発行するもの
・掲載事項の性質上発行の終期を予定し得ないもの
・政治、経済、文化その他公共的な事項を報道し、又は論議することを目的とし、あまねく発売されるもの

利用用途としては、主に新聞などになるのでしょうか。

第四種郵便物は以下のものです。
・通信教育用郵便物
 通信教育を行う学校や教育機関と、受講者の間で交わされる郵便物で、教材やレポート等の教育内容に直接関係する物
・点字郵便物、特定録音物等郵便物
 点字のみを掲げた郵便物
・植物種子等郵便物
 植物の種や苗等、栽植用の物。重量は1kg以内となっています。
・学術刊行物郵便物
 日本郵便が指定した学術団体が継続して1年以上発行する学術刊行物を対象としています。
日本郵便 – 第三種・第四種郵便物

ゆうパック

ゆうパックは他社サービスで言えば、ヤマト運輸の”宅急便”、佐川急便の”飛脚宅配便”に近いサービスとなります。
3辺の合計が170cm以内、重量25kg以内まで対応しています。
郵便とは異なり、サイズと宛先に応じて送料が変わります。

また、重量25kg以上、30kg以下の荷物には重量ゆうパックが利用できます。
日本郵便 – ゆうパック

レターパック

レターパックは”はがき”と似ており、定形資材を郵便局から購入し、購入代金が郵便代金になるので、全国一律料金になります。
はがきはメッセージしか送れませんが、レターパックは中に物を入れて送ることができます。
レターパックにはレターパックプラスと、レターパックライトがあります。
日本郵便 – レターパック

レターパックプラス

縦340mm × 横248mm以内、重量4kg以内です。
届け先に対面で渡してくれるサービスですので、厚みは3cmを超えていても送ることができます。

レターパックライト

縦340mm × 横248mm × 厚み3cm以内、重量4kg以内です。
郵便受けに届けてくれるサービスなので、郵便受けに入るよう、厚み3cm以内である必要があります。

クリックポスト

クリックポストの特徴は何よりも、その安さです。
縦14~34cm、横9~25cm、厚み3cm以内、重量1kg以内の荷物が全国一律198円で送ることができます。

クリックポストは後述する”ゆうパケット”とほぼ等しいサイズですが、AmazonやYahooのIDで会員になることで、利用できるサービスです。
窓口で手続きはできませんので、ご注意ください。

サイズ感では、ヤマト運輸の”宅急便コンパクト”の薄型専用BOXが近いですが、料金はクリックポストの方が安いです。

日本郵便 – クリックポスト

ゆうパケット

こちらも小さな品物を送るサービスです。
縦34cm以内、厚み3cm以内で、3辺の合計が60cm以内、重さ1kg以下の荷物が送れます。
送料は全国一律料金ですが、厚みによって価格が変わります。

  • 厚み1cm以内:250円
  • 厚み2cm以内:310円
  • 厚み3cm以内:360円

前述の”クリックポスト”に近いサービスですが、”クリックポスト”はネットで手続きを行う反面、”ゆうパケット”は窓口で手続きを行います。

こちらもヤマト運輸の”宅急便コンパクト”に近いですが、やはりゆうパケットの方が安い(※)です。
※ ヤマト運輸の割引(クロネコメンバー割、デジタル割、持込割、クロネコメンバーズの持込割、宅急便センター受取サービス)を利用することで244円となり、ヤマト運輸の方が安くなります。
  が、専用BOX代が別途70円かかるため、やはり”ゆうパケット”の方が安いです。

日本郵便 – ゆうパケット

ゆうメール

縦34cm、横25cm、厚み3cm以内、重量1kg以下の印刷物やCD/DVDを安く送ることの出来るサービスです。
こちらも全国一律料金です。

  • 重量150g以内:180円
  • 重量250g以内:215円
  • 重量500g以内:310円
  • 重量1kg以内:360円

日本郵便 – ゆうメール

スマートレター

このスマートレターはA5サイズ(25cm × 17cm)以内、重量1kg以下の品物を全国一律料金で送ることの出来るサービスです。
発送には、全国の郵便局、コンビニで購入できるスマートレターを購入する必要があります。
日本郵便 – スマートレター

レタックス

レタックスって言われると、何だか良く分からないですが、これは電報のようなサービスです。
祝電や弔電を送ることができます。
花や風船などと一緒に送ることの出来る電報サービスもあるようですが、レタックスはメッセージと写真のみです。
しかし、シンプルな台紙が揃っているため、祝電や弔電などの場に合わせやすいです。

日本郵便 – レタックス

国際郵便

日本郵便では海外への荷物の発送も行っています。
・EMS(国際スピード郵便)、クールEMS
30kg以下の荷物を海外に発送できます。

・UGX(ゆうグローバルエクスプレス)
EMSで送れない大きな荷物(長さ3.8m以下、横周3.8m以下、重量50kg以下)にも対応しています。

・国際eパケット、国際eパケットライト
重量2kg以下と他のサービスと比べて、制限があるものの、EMSよりも低価格で発送することができます。
また、少額ながら、6,000円までの保証が付いていたり、一部の国では荷物の追跡も可能です。

日本郵便 – 国際郵便

日本郵便は全国一律料金のサービスが多く、発送料金が明瞭であることが大変うれしいですね。
ただし、小さい荷物を送るサービスが複数あって、何が違うのかが分かりにくいというデメリットがありますね。

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