- 最終更新日:2023/04/12
全面対決!? 『ChatGPT』 VS 『運び方.com』
運び方知恵袋の一覧へ戻る巷で噂のChatGPTですが、仕事がなくなる人がいるという懸念が取りざたされています。運び方.comもChatGPTに置き換わってしまうのか?現時点で、検証してみました。
目次
ChatGPTとは?
まず、ChatGPTとは何か。ChatGPTとは、OpenAIが2022年11月に公開した人工知能チャットボットです。GPTは、Generative Pre-trained Transformerの略で、「生成可能な事前学習済み変換器」という意味とのことです。[Ref1]よく分からないですが、「事前にお勉強したAIがチャットでいろいろ答えてくれるようなもの」といえばなんとなく分かると思います。
ChatGPTと会話するだけで必要な情報が得られるとなると、「運び方.com」で検索なんてしてくれなくなるかもしれませんね。
ChatGPTの利用方法
今回利用したのは、ChatGPT(ChatGPT Mar 23 Version)となります。ChatGPTをご利用したい場合は、以下のリンクを参照してください。アカウントを作成すればすぐに使えます。
ChatGPTの注意点
さて、ChatGPTが使えるようになった場合、気を付けることがあります。
〇商用利用は可
ChatGPTが出力した内容の商用利用は本記事を書いている時点では可能だそうです。ただ、そのコンテンツに対して責任を負う「You are responsible for Content, including for ensuring that it does not violate any applicable law or these Terms.」という記載があるので、転載する場合注意が必要です。[Ref2] 今後、規約が変わる可能性もあるので注意しておきましょう。
〇内容が間違えている可能性
ChatGPTの回答が間違えていることがあります。アイドルのメンバーなどの出入りが多いものやマイナーなものなどは間違えていたり、そもそも表示されなかった場合があります。先ほども書いたのですが、その間違いを転載した場合は、転載した人の責任になるようです。
〇AIで作成したことが「ばれる」可能性
AIが作成したコンテンツを検知するツールが出ています。ChatGPTで文章を作らせて楽をしようと思っている、あなた。ばれる可能性は多々あります。昔、Wikipediaをレポートにコピペした大学生がニュースになったことがあります。まあ、あれよりはばれにくいとは思いますが・・・。
実際にChatGPTを使って運び方.comの代わりになるか試してみた!?
「60サイズの宅配便を北海道から鹿児島に送りたい場合、どの業者が安いのか?」をお題にChatGPTと運び方.comのどちらが正しい答えを導けるか試してみました。
【運び方.comの場合】
宅配便・宅急便の配送業者検索・料金比較なら運び方.com を開いて、料金比較表をみると一目瞭然です。
正解は、「ゆうパック」となります。もっとも、本ページを見つけることが大前提になりますが・・・。
※大手のヤマト運輸、郵便局、佐川急便の比較
【ChatGPTの場合】
「60サイズの宅配便を北海道から鹿児島に送りたいです。どの業者が安いですか?」と丁寧に聞いてみます。
どの業者が安いか明確な答えは返っていません。質問を変えて、料金表を表示してくれるように質問をしてみます。「重さ次第」という逃げ回答を許さないために、「2kg」という条件を追加しました。
料金は若干間違えているようですが、「日本郵便」が一番安いという結論は同意できます。おせっかいですが、価格表が間違っていることを指摘してみます。
再度、料金表は正しくはないようです・・・。複数のサイトで違うフォーマットで記載された料金(しかも、発送元、発送先に合う値を取得する必要がある)を取得して比較するということは、人間でも大変ですが、現状ChatGPTにも難しいようです。
だからこそ、AIでも難しいことを提供することは大きな『価値』と言えます。運び方.comはその『価値』を提供しようとしています。
今後とも、ご愛顧ください。
p.s.
今回の実験ではChatGPTは間違えました。だからといってChatGPTは使えないという判断には至りません。まだまだ、成長中ですし、既に人間を凌駕している分野も多々あります。日本語やライティング能力やそつのなさは、ChatGPTが既に勝っている気がします。早晩、正しい答えを出力できるようになるでしょう。
ちなみに、この記事はキャプチャ以外では人間が書いてはいます。どおりで日本語が下手なわけだ!
参考
Ref1: Wikipedia ChatGPT