- 最終更新日:2022/10/26
自動車の賢い運び方
運び方知恵袋の一覧へ戻るさて、今回のテーマですが、『車を運ぶ』ってどんな時でしょうか?
自動車を納品する時、事故車を引き上げる時等、基本的には業者の方が運ぶことが多いと思います。
中には、クラシックカーオーナーの方は「キャブの調子が悪く、エンジンが関わらないから、贔屓にしている工場まで運びたい。」
イタリアやフランスのスーパーカーの場合、タイヤの脱着すら本国の工場に送らないと出来ないなんて話も聞いたことがあります。
(実業家の前澤友作さんのブガッティは「タイヤ交換だけで400万円かかった」ってYoutubeでおっしゃっていましたね)主に車自体が移動手段ですから、それを運ぶということは、故障していることが多いと思います。
ただでさえ故障していて修理費がかかるので、陸送費は少しでも安く抑えたいですよね。
そんな自動車の賢い運び方をご紹介します。目次
JAFのロードサービスを使う
まず、あなたがJAFの会員に加入している場合、JAFのロードサービスを使うという手段があります。
JAFは一般社団法人日本自動車連盟(Japan Automobile Federation)の略で、主に故障救援やモータースポーツの公認を行っている団体です。JAFには会員制度がありますが、JAFのロードサービスは会員でなくても使うことが出来ます。
しかし、上記で「会員に加入している場合」としている理由は、その料金にあります。JAF会員の場合 JAF非会員の場合 15kmまで無料
15km以降730円/牽引1kmごと基本料8,380円
作業料4,750円
730円/牽引1kmごと
※昼間、一般道の場合非会員の場合、来てもらって牽引車に取り付けるだけで13,130円※1かかります。
会員であっても無料距離が15kmだけなので、注意が必要です。
※1 昼間、一般道の場合JAFの利用は本当に緊急事態用かと思います。
※違法改造車両は運んでもらえません。任意保険のロードサービスを使う
任意保険にもロードサービスがあります。
JAFの場合はJAFのスタッフが運んでくれますが、任意保険の場合はあくまで保険会社なので保険会社経由で陸送業者に依頼し、陸送業者の請求内容を補償してくれるものになります。東京海上日動の「ロードアシスト」の場合
車両搬送費用補償+緊急時応急対応費用補償、合わせて15万円まで補償してもらえます。
故障車を運ぶだけの場合、先ほどのJAFの料金で換算すると187km運べます。基本料 作業料 牽引料 合計 8,380円 4,750円 730円*187km 149,640円 187kmあれば、なにかしら修理店にたどり着けるでしょう。
東京海上日動のロードアシスト三井住友海上の「おクルマQQ隊」の場合
レッカーQQ手配サービスにより、修理工場までの運搬費用が30万円(約500km)を限度に補償されます。
500kmというと東京から大阪まで行ける距離です。
三井住友海上のロードサービスロードサービスは自宅や駐車場でも使える
ロードサービスですが、ロードとなっているので、一般公道上じゃないと使えないと思っていませんか?
実はロードサービスは自宅の敷地内や駐車場でも使えます。
自宅駐車場でキーを車内に閉じ込めてしまった場合やバッテリーが上がってしまった場合等、自宅や駐車場でもロードサービスを使うことが出来るんです。陸送業者に依頼する
さて、ここまでは自動車が故障した時を想定した物でしたが、個人間売買などで、修理工場以外の場所に送りたい場合はどうするか?
陸送業者に依頼しましょう。JAFやロードサービスの積載車を見たことがあればわかると思いますが、自動車を運ぶトラックは『積載車』や『車両運搬車』と呼ばれるものになります。
なかなかレンタカーで探してくるのも大変ですし、横幅も2mを超えるので運転にも大変気を遣います。自動車陸送業者を比較検索する場合は運び方.comで調べることが出来ます。
※レース専用車(公道走行不可)の運搬は1日で往復する必要があるので、レンタカーを使うのも有りです。
車高を下げてある場合、陸送業者に依頼すると断られたり、割高になるケースもあります。