- 最終更新日:2021/12/06
新サービスの「メルカリShops」って何?
運び方知恵袋の一覧へ戻る皆さんご存じのメルカリが、2021年9月の月間利用者数が2,000万人を突破したそうです。
そのメルカリから、メルカリShopsという新サービスが、2021年10月に開始されました。
今回の運び方知恵袋では、メルカリShopsについてお話したいと思います。目次
メルカリShopsとは
メルカリShops(ショップス)とは、【“売り買い”の楽しみを、より広げる】というコンセプトで株式会社ソウゾウが2021年10月7日より開始したサービスです。
メルカリShopsでは、個人事業主だけでなく、個人でも自分のお店を持つことができて、メルカリ内で商品を販売することができます。メルカリShopsとメルカリの違い
1.アカウントを使い分けることが可能
メルカリのアカウントとは別でメルカリShopsのアカウントを作成することができます。2.値下げ交渉なしで販売ができる
値下げ交渉がないため、ものづくりに時間をかけることができます。3.まとめて出品、在庫管理が可能
出品する画面で、商品の情報や在庫の設定を簡単にすることができます。4.スマホがあれば運営ができる
メルカリShopsは、スマホさえあれば、店の運営を簡単にすることができます。メルカリShopsを利用するメリットとデメリット
メリットとデメリットについて解説していきたいと思います。
メリット
1.高い集客力
月間2,000万人が利用するメルカリのアプリにお店を登録することができるので、人を集めやすいです。
2.無料で出品
初期費用や利用料がかからないので、気軽に無料でメルカリShopsのサービスを始めることができます。
3.簡単に出品
メルカリShopsは、スマホがあれば誰でも簡単に商品を出品することができます。
メルカリを利用されたことがある方にとっては、使い慣れた画面なので、ストレスなく利用できます。デメリット
1.運営者の情報公開
メルカリを利用されたことのある方ならわかると思いますが、メルカリでは、出品者の氏名・住所を公開せずに商品を出品することが出来ていました。
しかし、メルカリShopsでは、『特定商品取引法』によって、運営者の情報を開示しなければなりません。特定商品取引法とは?
特定商取引法は、事業者による違法・悪質な勧誘行為等を防止し、消費者の利益を守ることを目的とする法律です。
具体的には、訪問販売や通信販売等の消費者トラブルを生じやすい取引類型を対象に、事業者が守るべきルールと、クーリング・オフ等の消費者を守るルール等を定めています。引用元:特定商取引法ガイド
2.販売手数料が比較的高い
サービス名 手数料 メルカリShops 10% BASE(ベイス) 6.6% + 40円 STORES(ストアーズ) フリープラン:5%
スタンダードプラン:3.6%上記の表のように、メルカリShopsでは、他のネットショップサービスに比べて販売手数料がやや高いです。
そこで疑問に思うのは、何故メルカリShopsでは販売手数料が高いのか?だと思います。
結論からいうと、ネットショップの種類が違うからです。
そこで、ネットショップの種類について少しお話をしたいと思います。ネットショップの種類
ネットショップは大きく分けて、【モール型】【ASP型】【ソフトウェアインストール型】の3種類があります。
モール型ネットショップ
モール型ネットショップとは、元々存在する大きなネットショップ(amazon、楽天、等…)の中でショップを開設する形態のネットショップです。
例えるなら、イオンモールやららぽーとなどの大きなモールの中でスペースを借りて出店するというイメージです。
モール型ネットショップの一番の魅力は、集客力です。大きなネットショップにアクセスされる方はとても多いので、人を集めやすいのです。
しかし、自由度が低かったり、ブランド化するのが難しいとう点があります。ASP型ネットショップ
ASP型ネットショップとは、ASP(アプリケーションサービスプロパイダ)の略称です。
ASP型ネットショップでは、ネットショップを始めるのに必要なサービスを提供しているプロパイダから借りたシステムを使用します。
先程のモール型ネットショップとは違って、デザインなどが自由にできるので商品ページをカスタマイズすることができます。自由にデザインできることで、ブランド化がしやすくなります。
しかし、独自にお店を開設しているため、自ら発信をしなければならないので、集客するのが難しいです。ソフトウェアインストール型ネットショップ
ソフトウェアインストール型ネットショップとは、自分で取得したドメインにサーバーを契約して、その中にパッケージ型ソフトのインストールをして、運用するネットショップです。
ソフトウェアインストール型ネットショップでは、ほぼ全てを自分で制作するので、デザイン・機能面共に自由にネットショップを運用することができます。
しかし、セキュリティ面に問題を抱えていて、システムに強い人でないと運用をすることは難しいです。話は戻りますが、メルカリShopsはこの中のモール型ネットショップに当てはまります。
手数料が高いのは、メルカリという『モール』の中でネットショップを運用することができるからです。3.競合他社が多い
メルカリShopsは、モール型ネットショップなので、競合他社が多いです。
実際に商品を検索してみても、商品が沢山出てきます。そのため、お客様が流れて行ってしまう場合もあります。メルカリShops出店の流れ
- 開設に必要な情報を入力
申し込み画面から下記の6つのステップを行うと申し込みが完了します。- 事業種別を選択
- 販売する商品の設定
- 各規約に同意
- 事業者の情報を入力
- ショップの情報を入力
- 銀行口座の入力
- メールで審査結果が送られてきます
先程の手順で送った情報を元に審査が行われて、審査結果がメールで届きます。
お申込内容が不十分の場合、メールにて追加の情報を入力しなければいけない場合もあります。 - 商品の登録
ショップ管理画面から、商品を登録しましょう。
商品の色やサイズ、在庫の数などの設定が簡単に行う事ができます。
審査に通過すると、商品を公開できるようになります。
メルカリShopsで出品してはいけないもの
メルカリShopsでは販売が禁止されているものがあります。
禁止されている商品を販売して違反が確認された場合は、取引のキャンセル、商品の削除、利用制限がかかってしまう場合があります。
商品を販売する際は、気を付けましょう。- 法令に違反するもの、またはそのおそれがあるもの、あるいは法令への違反を助長するおそれのあるもの
- 犯罪に使用されるおそれのある商品
- 換金性の高い商品または換金を目的としたもの
- チケット類
- たばこ
- 医薬品、医療機器関係、非科学的商材
- 危険物や安全性に問題があるもの
- 安全面、衛生面に問題のある食品類
- 農薬、肥料
- 受け渡しに伴う手続きが複雑であったり専門的な知識が必要な商品
- サービス・権利など実体のないもの
- 手元にないもの
- 健康食品・サプリメント・化粧品を除く美容用品
- 自動車、自動二輪車および原動機付自転車
- メルカリShopsで不適切と判断されるもの
より詳細な内容は、メルカリShopsの「メルカリShopsでの販売禁止商品を教えてください」から確認してみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回の運び方知恵袋では、メルカリShopsについて書きました。
メルカリShopsでは初期費用、利用料が無料で簡単にショップを開設することができます。
今回の記事を参考にして、皆さんも是非メルカリShopsでの出品を行ってみてはいかがでしょか? - 開設に必要な情報を入力