- 最終更新日:2022/10/21
傷みやすい果物の送り方
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果物って贈り物(贈答品)に最適ですが、生モノなので、どうしても傷みやすいんですよね。とてもデリケートな商品です。
果物を人に送る方は、お店で購入してそのまま送る方が多いと思いますので、送り方を気にする方は少ないかもしれませんが、実家で採れた果物を人におすそ分けで送る場合などは送り方に工夫が必要です。【ふるさと納税】 定期便 シャインマスカット フルーツ 詰め合わせ 山梨 メロン もも ネクタリン ぶどう 柿 梨 リンゴ 山梨 富士吉田 3ヶ月お届け目次
果物の梱包方法
当然ですが、果物は種類によって梱包方法が異なります。
いくつか果物の梱包例をご紹介します。りんご・梨
比較的果物の中でも身がしっかりしているりんごや梨ですが、送る時にはネットキャップという網目カバーをかぶせた方が良いです。
しっかりしている分重量があるため、配送途中に果物同士でぶつかり合って傷んでしまう恐れがあります。
そして、箱の中で動き回らないよう緩衝材をしっかりと詰めましょう。みかん
みかんはダンボールに無造作に詰められているイメージがあると思いますが、みかんは傷みにくいので、そのまま詰め込んでしまって大丈夫です。
ただし、重ねて入れた場合、箱の底の方にあるみかんは傷みやすいです。いちご
いちごは配送の難しい果物の一つです。実が柔らかいため、傷みやすく、潰れやすいです。
いちごには、いちごの形にポケットが作られた専用資材が存在します。いちご型クッションになっていたり、高価な資材では揺れても底付きしないように、ゆりかごみたいな構造になったものもあります。しかし、これらは生産者などが贈答用の高級いちごを出荷するために業者から仕入れているもので、ほとんど一般流通されていません。
代わりの入れ物としてタッパがオススメです。いちごが万が一潰れてしまった場合、汁が出るので、タッパであれば逆さまになっても汁が外に漏れてしまう心配がありません。
詰めすぎると潰れてしまい、スカスカだと揺れで傷んでしまうので、タッパに程よく入れて、緩衝材でタッパを包むようにしてください。ぶどう・マスカット
ぶどうやマスカットは房から実が取れてしまうことがあります。
実が落ちないようにOPP袋などのビニール製の物で包み、動かないようにネットキャップなどを被せましょう。
あとはそのまま箱に入れて、動かないように緩衝材を詰めておきましょう。もも
桃も配送の難しい果物の一つです。実が傷みやすく、手で掴んだだけで傷みます。しかも、その時はわからず、時間をおいて傷んだ部分が黒ずんできます。
桃を梱包する時は桃同士が当たらないように、ネットキャップを被せた上で、クッションなどで仕切りを作ってあげる必要があります。
また、配送中に箱に当たっても傷むので、箱の底にもクッションを敷き詰めておく必要があります。パイナップル
パイナップルは実が頑丈なので、比較的送りやすい果物です。
そのまま箱に入れて緩衝材で動かないようにするか、ネットキャップを被せて、箱に入れて固定してください。
葉っぱは食べないし、送る時邪魔になりますが、鮮度を保つために付いていた方が良いので、切らずにそのまま梱包します。バナナ
バナナも皮が厚く傷みにくい果物なので、箱に入れて緩衝材で動かないように固定して梱包します。
しかし、冷蔵してしまうと、黒くなるのが早くなってしまうので、ご注意ください。メロン・スイカ
メロンやスイカも厚く、丈夫な皮を持っていますが、熟していると柔らかくなり、へこんでしまうことがあります。
ネットキャップなどで衝撃を吸収するようにし、箱の中で転がらないようにしっかりと緩衝材を詰めたり、発泡スチロールなどで固定しましょう。(重量もあるので)果物の中には追熟する果物と追熟しない果物がある
果物の食べ頃を『完熟』と呼んだりしますが、生産者は必ずしも『完熟』状態で果物を収穫しているわけではないんです。
追熟とは?
果物は花に実が付き、実が熟して収穫されますよね。
実が収穫されて木から切り離された後も、実が熟し続けることを『追熟する』と言います。追熟する果物
- バナナ
- メロン
- 桃
- すもも
- マンゴー
- キウイ
- 柿
- 洋ナシ
- パパイヤ
- パッションフルーツ
追熟しない果物
- イチゴ
- リンゴ
- ブドウ
- パイナップル
- スイカ
- ブルーベリー
- サクランボ
- 和梨
- ビワ
- イチジク
似たような果物でも、”洋ナシ”は追熟するけど、”和梨”は追熟しない、”メロン”は追熟するけど、”スイカ”は追熟しないなど、違いがあります。
大切なことは”『追熟』は常温で促進され、冷やすと止まる”という点です。果物を送る時は常温便?冷蔵便?
果物を送る時、常温便で送るか、冷蔵便で送るかは悩みのポイントですよね。
果物が取れるのは蒸し暑い夏場が多いので、発送するのもちょうど同じ時期かと思います。
真夏の常温便は食べ物にとって、かなり過酷な環境です。
しかし、安易に冷蔵便を選択できない理由も存在します。果物の長時間冷蔵は良くない
もちろん傷みにくいことを考えると、クール便で送る方が良いのですが、果物は長時間冷蔵すると甘味が消えてしまったり、傷みやすくなってしまったり、水っぽくなったり、柔らかくなったりしてしまう場合があります。
また、『追熟』する果物を、まだ青い状態から長時間冷蔵保存してしまうと、『追熟』しない状態で鮮度がみるみる落ちていきます。果物の種類やどの程度熟しているかによって、最適な送り方は異なります。
なるべくおいしい状態で果物を食べるためにも、常温で送りたい所ですが、”傷みやすい”、”既に完熟状態になっている”等の場合は冷蔵便を選択した方が良いかもしれません。
ちなみにお店では、商品が傷まないことが最優先なので、冷蔵便で出荷することが多いようです。冷蔵宅配便の配達業者をお探しの場合はこちら
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